講師
ごあいさつ
箏・三絃教室を主宰しております、菱田知子と申します。当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちの教室は、岡崎市矢作地区にある小さな邦楽教室ですが、2001年にこの地に拠点を移して以来、地域の皆様の温かいご支援を受けながら、地域に根ざした文化活動を続けています。これまで支えてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
邦楽をもっと身近に感じていただきたいという想いから、若い方や和の習い事が初めての方でも、気兼ねなく通うことのできる教室を心掛けております。
今後も、筝曲の美しさを伝え、楽しみながら演奏技術を習得できる教室づくりをモットーに活動を続けてまいります。
講師略歴
箏・地歌三味線を生田流筝曲宮城社大師範 田村晁子氏に師事
1991年 名古屋市にて箏の指導をはじめる。
2001年 岡崎市矢作地区に拠点を移し、箏・三味線教室を開講、現在に至る。
2004年 岡崎市教育委員会にて10年間芸術・文化講師
2006年 カルチャークラブにて3年間筝曲指導
2007年 岡崎中日文化センター(現在閉館)にて10年間 箏講師
2015年 宮城社「大師範」拝受
現在 生田流筝曲宮城社大師範、宮城会・宮城会東海支部 各会員、ひしだ箏・三味線教室主宰、やはぎ邦楽の会副会主、「さくら筝」メンバー
心がけていること
私が大切にしているのは、年齢や経験に関係なく、生徒さんに「限界」を作らず、可能性を信じることです。そして、個々の生徒さんが持つ「あなただからこそできること」を見つけ、それを伸ばすお手伝いをするよう心がけています。
人それぞれ個性が異なるように、琴や三味線の演奏にも十人十色の個性が現れます。その一人ひとりの個性を大切にし、「あなただけの音色」を奏でてもらえたらとても嬉しく思います。少しの失敗は気にせず、のびのびと自分らしい演奏をしてもらえたら、それこそが素敵な音楽の時間になると信じています。
プチ自己紹介
成人した子どもたちを持つ母として、また老犬と元保護猫のお世話をしながら、邦楽とともに日々の生活を過ごしています。
~お弟子さんとの思い出~
これまでに300人以上の生徒さんと一緒に箏の稽古をしてきました。小学校で指導を始めた頃に習っていた生徒さんが、遠方に嫁ぎ、コロナ禍に赤ちゃんを連れて訪ねてきてくれた時には、本当に感激しました。彼女の成長を見届けることができたようで、温かい気持ちでいっぱいになりました。
~幼い我が子との思い出~
かつて、児童施設「太陽の城」(現在は存在しません)で、市民茶会のボランティア演奏を、幼い我が子と4年間続けたことが懐かしく思い出されます。また、娘が小学3年生の時には、クラスの音楽の授業で親子そろって箏を弾きました。その際、クラスの皆が歌ってくれた歌声が心に染み、今も鮮明に覚えています。
~はじめてお弟子さんが教師試験に挑戦した時のこと~
東京で行われる箏・三絃の教師試験に挑戦する生徒さんが現れた時、1年にわたる特別な稽古が始まりました。課題曲に取り組みながら、唄の発声、三絃の勘所のキメ方、琴爪の当て方など、細かく指導するなかで、伝統を正しく継承してもらうことの難しさを改めて感じました。
生徒さんの努力が実を結び、見事合格した時は、喜びもひとしおで、教えることの喜びをひしひしと実感しました。
お琴や三絃に限らず、「教える」ことが好きで、若い頃に習った着付けや生け花も、趣味程度なら、いつでもお教えすることができますよ🌸