琴に新糸をかけて半年くらい経ちました。
琴爪のあたる部分が消耗しボサボサして、ひっかかるようになったので、八と九の絃を少しカットして送り、締め直しします。
糸締め、久しぶりだけど…できるかな。
画像ではそれほど酷く見えませんが、実物はかなり傷んでいます。
先ず、八の絃を解きます。結んであるように見えるかもしれませんが、絃に松脂を塗って、くるくる巻いてひっかけて留めてあるだけです。昔の人は、よく考えたものですね。
絃は硬いので、ハサミでは切れません。ペンチでカットします。
八は九と同じ締め加減なので、九より少し強めに締めると
糸を留めた時にわずかに緩んで丁度いい締め具合になります。
久しぶりでしたが、一発で締めて、綺麗に留められました☆
留める部分をねらって松脂を塗らないと、後々緩んでくるので注意が必要です。
今回、切り落したお箏の絃。
糸締めは力がいるので、一日 1~2本だけ締めるようにしています。また後日、他に気になる絃を送ります。
八と九の糸送り完成☆
弾きやすくなりました♪
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2020.6.11