「初鶯」は、宮城道雄先生が二十歳の時の作品です。
鶯の鳴き声や、鶯の谷渡りの様子などが描写されています。
箏や尺八の技巧が難しいことでも有名です。
歌詞は大和田建樹の詩集「雪月花」に所収されたもので、
当時 最も愛誦された詩で五七調で鶯の初音を歌っています。
「歌詞」
うぐひすの初音めづらし梅一樹(ひとき)訪ねて来鳴く
鶯の初音めづらし
今日よりはつぎて鳴かなん
明日よりはなれて鳴かなん
散る花の深さも知らで残る夜の
夢の枕を鳴き覚ます声もこの声
月霞む夕山かげに柴人のかへさ送りて鳴き残る声もこの声
今日よりはつぎて鳴かなんなれて鳴かなん
宮城道雄作曲 『初鶯』手事より (唄省略)
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2018.5.28