着物の虫干しをしたら、着物に起こっていたこと。

着物の虫干しをしました!
実は、これまで 全て の着物を虫干ししたことがありません。
着たら干すし、丸洗いに出しているし、きもの防虫剤を入れているから、
(大丈夫だろう・・・)と、気が付けば何もしないまま 長い年月が過ぎてしまいました。

今般、せっかく虫干しするのだから正しく・効果のある方法で!ということで
呉服店が紹介してくれている方法を参考に行いました。

しかし… 想像はしていましたが、こんなに大変な作業とは!
着物・帯・襦袢を部屋に干すとなると数が多くて一日では終わりません。
一昨日、二回目の作業を終えたのですが、
お昼から夕方まで かかりきりでした。それなのに、まだ終わりません!
腰痛が…

たとう紙を新品にかえたり、タンスの掃除をしたり、
着物にシミ等ないかチェックしながらの作業で、動き詰めです。
夕方、体重を量ったら1.5kg痩せていました(笑)

虫干しに適した時期は、土用干しや寒干しなど年に3回ほどあるそうです。
1月下旬から2月上旬、7月下旬から8月上旬、9月下旬から10月中旬がその期間になります。
私は、思い立ったら吉日で 寒干しのこの時期にすることにしました。
夏だと バテちゃっていますからね。虫干しなんかしたら、自分が干されてしまいます(笑)
天気のいい日に南北の窓を開け放って、部屋の中に着物を吊るします。
最適な時間帯は10時~午後2時までの間です。

ここに嫁いでから初めての虫干しということは、
さぞ恐ろしいことが着物に起こっていそうなものですよね?
振袖なんか20年くらい?そのままの状態です。
ところが、多くの着物は普通に良い状態を保っていました。数点を除いては!
着物の保管に最適と言われる桐箪笥で保管していること、
住まいに湿気が少ないことが功を奏したのかもしれません。

問題の数点とは
・1枚のたとう紙にシミがありました。これは状態な危険です。酷いと着物にまでシミができてしまいますので、直ぐに たとう紙を交換しましょう!

・金箔を多く使った振袖の金箔部分がくっついていました。
幸い剥がすことができましたが。丸洗いに出した時、着物と着物の間に紙を挟んでくださったのですが、その紙のずれている部分がくっついていました。

・これが一番泣けました!振袖のお襦袢の襟がシミだらけでした。
何故でしょう?最後に着たのは、友人の結婚披露宴で箏を弾いた時。
丸洗いに出さなかったのでしょうか?悲
このシミ群は、しみ抜きに出すどころではないです。どうしようか悩み中。

あと1日虫干しの日を作らないといけません。残すは紬の着物と喪服。
喪服を夏用・冬用一式 誂えてもらっていますが、
たとう紙を1度も開けていません。
もう「まずい!」のオンパレードです。

反省
これからは、一年に一度は虫干しをしようと思います。
特に 振袖・留袖などの大切な着物は、めったに袖を通すことがありません。
長くしまい込んだままの状態になってしまいますから注意が必要です。
今年から 心を入れ替えて、着物を大切にしてゆきたいと思います!

 

 

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2019.1.13

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