順延に 順延を重ねた運動会が、昨日 開催されました。
平日とあって、ギャラリーの数は 淋しいものでした。
それに対して 子供たちは、いつもと変わらぬ 元気いっぱいの
運動会を見せてくれましたよ
ニコニコ・ドキドキ・・・ たくさんの気分を満喫できました。
今年もありました。
走っている最中の転倒
見ていて、とても 辛いですよね
リレーともなると 転んだ子は、必ずと言っていいほど涙いています
それを見ていると こちらまで 涙が・・・ 。
今日この日まで 仲間と重ねてきた練習 ・・・ それなのに ・・・
本番は、1度きりですからね。
でも、この悔しい経験も 成長する上で 大切なんでしょう。
そして、毎年 大きな感動を与えてもらう 組立体操。
敬意をはらって 見ていた その組立体操に
今年は、長女が 参加している。 もう、感慨無量です。
今回、あらためて 知ったこと。
人間 ピラミットを 下で支える子たちの辛さです。
(ピラミット底の中央に 一番負荷が かかります。)
いつも 上へ 上へと 目をやっていました。
きっと どなたも そうかもしれません。
そして、頂上の子が 最後を 「キメル」
てっぺんの子には、華があります。
実は、私も 頂上の経験は ありませんが、一番下になった経験もないのです。
長女は、背が高い方なので、最下段。
ハードな練習に、毎日、学校から帰ってくると、
膝が痛い~(小石が ささって)
手首が痛い~
こっち痛い~、あっち痛い~ と 嘆いておりました。
もともと、関節を痛めやすい体質なので心配でした。
おふろで 見てみると、
膝は、小石がささったのか、たくさんの内出血と傷がありました。
本人は、手首が、痛くて これじゃ泳げない。辛い。一番下は、いやだと ・・・
私は
「 でもね、土台が、一番大切なんだよ。
下で しっかり支える人がいないと ピラミットは、完成しないんだよ。
だから、〇〇は 縁の下の力持ちなんだよ。
お母さん 楽しみにしてるからね!お父さんの分まで ビデオ撮るからね!」
と、励ましました。
ちょっぴり反抗期の娘は、それ以上なにも言いませんでした。
「朝に なっても 痛かったら、組立体操休んだ方がいいかもね・・・。」と言いながら、
その夜も、鎮痛湿布を張って寝ました。
翌朝になると 痛みが治まるので 休まず練習を続けました。
運動会 前日、長女が言いました。
「私、前から2列目の一番下だから なんにも 見えないと思うけど ごめんね。
それから、練習中に ピラミッドが崩れたことがあって
先生が、早めに笛(解除の)を吹くと思うから、
シャッターチャンスを逃さないでね!」 と!
本 番
たくさんの児童の中に 長女を見つけると、
とにかく ビデオをまわし続けました。
運の良いことに ピラミット2列目でも端なので
しっかり見ることが出来ました。
地面に四つん這いになる長女の背中を
何人もの子たちが、弾みをつけて上に登る為
蹴るように踏んでいきます。
踏まれる度に 長女の背中は、しなりました。
胸が 熱くなりました。
「ピーッ!」
気がつくと、いつの間にか 大きなピラミットが 完成していました。
(わぁ~~~~~!! すばらしい!!)
見る視点が違うのか、
それは、初めて見る すごく立派な巨大ピラミットでした
「ピーッ!」
笛の合図とともに あっという間に ピラミットが消えて行きました。
・・・ 私の脳裏には ハッキリと 巨大ピラミットの残像が刻まれました。
主人にも見せてあげたかった。
これまで、指導して下さった先生方に 心から感謝いたします。
2011.6.1
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