一般的に 子どもは、成長するにつれ、自我が芽生え
だんだんと 親の言うことを 素直に聞いてくれなくなります。
喧嘩になることもありますが、成長の証しですから、半分は喜ぶべきことです(笑)
親の言葉に反発はするけど実は聞いている
中学生にもなると、些細な事にも反抗するようになります。
「うっとおしい」と言われ、しばしば口喧嘩になりました。(笑) 中学二年生がピークだったように感じます。
「放っておけばいい」という人もいますが
私はそうは出来ない人でした。
反抗期の子どもには面倒かもしれませんが、間違っていること、気になることは注意しました。
適度な距離はおきましたが、この距離感が難しかったです。(笑)
私は いつも、ある心理学者の言葉を信じていました。
「子どもは反抗期にどれだけ反発し、無視し、言うことを聞かなくても、必ず 親の言葉は聞いている。」
私のなかで腑に落ちる言葉でした。
私には、大した反抗期はなかったように思います。多分
それでも、忙しい時は
親の言うことを聞いているのか、いないのか分からないような、面倒くさそうな態度はしたと思います。
でも、思い返すと 親の言う言葉は聞いていました。
心にも残っていました。
だから、その心理学者が言うように
返事はなくとも、こちらが伝えたいこと、伝えるべきことは
必ず言葉にして言うようにしていました。
返事は無くても、その通りにしてくれなくても
親の言う言葉は聞いています。
だから大事なことは伝えることが大切だと思っています。
子の言葉もまた然り
子どもは大きくなると、生意気にも親に指摘をするようになります。
わが家の場合、息子が私に指摘するのですが
まあ、そういう信頼関係があるのだと前向きに捉えるようにしています。
しかし、その指摘が親子という近しい間で行なわれるため
場合によっては、とても辛辣になります。
とてもじゃないですが「はい。直します」とは言えない(笑)
一度だって 素直に「はい」なんて言ったことがないかもしれません。
これでは、子どもの態度と同じですね。
ただ、一つ言えることがあります。
息子の指摘や注意に素直に返事ができなくても
必ず、息子の言葉を聞いています。
聞くだけではなく、気にして、直そうとします。
先日もちょっとした注意を受けました。
通りかかった息子に(私をよく見ている(笑))
え、LINEに録画してるの?やめたら
タイムラインには載せてないよね?うっとおしいよ
返す言葉は
「タイムラインには載せてない。」
息子には、ムッと返しましたが
LINEなら容量とらないから良いと思ったものの
そういう考え方もあるのかと素直にやめました。
息子の忠告といえば
琴教室の案内にgooブログを使っていたことを
「見にくいからやめたほうがいい」
ときっぱり断言してくれたのも彼でした。ありがたい忠告です(笑)
些細な日常ですが
大切な人に言われた言葉は心に響くということですね。
相手を思って言う言葉だから響くのかもしれません。
ですから、たとえ 聞いていないようでも、言葉で伝えることが大切だとというお話でした。
教室でのレッスンはどうか
当教室のレッスンでは、お弟子さんに上達していただくために
心に響く、ためになる指導をするよう心がけています。
自分自身も勉強を続けていかなくてはなりません。
幸せなことに、いいお弟子さんに囲まれて、私が支えられている面もあります。(笑) ありがたいことです。
2020.5.17