箏の糸替え    

琴が、あまり鳴らなくなりました。
絃が伸びているのと、八と十は、お爪のアタックが原因で擦れていました。

 

そろそろ糸替えの時期です。
絃は、お気に入りの「常盤ゴールド」にしました。


「竹生」なら少しだけ糸替えの費用を抑えることができますが、
音色と、絃のもちを 考えるとやはり 「常盤ゴールド」です。

糸替えをすると、張りのある良い音色に戻りました☆
前回は、いつ 糸替えしたか調べてみると
10カ月前でした。(普通の方なら、3年以上糸替えしないこともあります。音は悪くなっていきますが。)
今年は、講習会に参加したのもあって、 まずまず練習したということでしょうか。
この他に もう一面糸替えをしました。

それから、龍甲が 何か所も傷ついた琴を「焼き付け」に
出そうか 迷いましたが、今回は見送りました。
(焼き付けとは、龍甲を薄く削って、焼き直しすることです。)
和楽器を多数所有していると、メンテナンスを考えて行わないと大変なことになります。笑

琴爪も 2セット新調しました。
今まで使っていた、3セットのお爪が
どれも、かけてしまいました。

「さらし」が、原因でしょうか?
特に親指のかけや 減りが早いです。
親指がかけると、人さし指や、中指用に使い回すのですが、
このお爪は もう十分に使いました。弾きにくいです

私は、手が大きいので
お爪は、ただの「大」ではなく
「大大」の特注品なんです。
(因みに、箏を弾くのに大きな手は 特に必要ありません)
今まで名古屋まで行って、お爪を買っていましたが(行くのも大変)
近くの琴屋さんで、仕入れてもらいました。
1セット 11,000円。
なんと、名古屋で買うより2,000円もお買い得でした。

一般の方は、普通サイズのお爪で良いんですよ。
普通サイズお爪は、1セット五、六千円位でしょうか。

お爪を選ぶ時は、「薄すぎず」「厚すぎず」が好きです。

そして、大切なのは、象牙でできていますからね。
模様が細かくて、 色つやの整った 美しい物が良いです。
模様がきめ細かいということは、
象牙が硬いということです。 (弾き心地、音色に大きく影響します)

お爪は、絃を直接タッチする物ですから
妥協せず、良いものを そろえたいですね。
普通の方なら、ずっと長持ちしますから。

私は怪力なんだろか?笑

 

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琴爪・柱・糸・メンテナンス

2011.12.15

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