「自分の当たり前は、相手の当たり前ではない。」
ということを いつも 肝に銘じて人と接するよう心がけています。
でも、楽器、ましてや和楽器を初めて習う人にとっては
一から十まで、知らないこと、わからないことばかりなのでしょう。
私にとっては空気のように当たり前なことも
相手にとって初めて知る、驚きのことだったりします。
長く教えていても、まだそんな出来事に遭遇することがあります。そんな時は、驚きと、少しだけワクワクした気持ちになります。(笑)
琴の絃(糸)は切れて当たり前です。
お琴の絃は、切れて 当たり前です。
練習していると、お爪で擦れてボサボサになり、遂には切れます。
また、練習していなくても、経年の劣化で切れることがあります。
たくさん練習して、2~3か月で新糸を切ったのなら
賞賛に値します☆
けっして壊してしまった!と驚かないでください。
糸を張り替えてもらえば済むことです。
また、琴をあまり弾いていなくても
経年の劣化や何度も締め直すことで絃が硬くなり音が悪くなります。
そのような時は、新しい絃(糸)に交換しましょう。
一概に年数は言えませんが、何年かに一度は交換することをお勧めします。
新しい糸で弾くと良い音がして気持ちがいいです♪
おすすめの糸は、今も不動の人気を誇る
強力テトロンの「トキワゴールド」です。
化繊糸では一番 高級ですが
伸びのある美しい音色、そして丈夫です。
お琴の絃(糸)の種類 ~化繊糸~
お琴の絃の種類を一部ご紹介します。
右記は糸締め代を含む金額の目安
トキワゴールド 17000円
トキワ特選 16500円
トキワ強力 15000円
富貴極上 13000円
竹生(ちくぶ) 12000円
菊の糸強力 10000円
代表的なものを挙げました。
私は、上に掲載した糸を全て使ったことがありますが、やはり音色や耐久性を考えると、トキワゴールドに勝るものはないと思います。
また、糸替えの金額は、楽器店によりますので、正確な金額はご利用の楽器店にご確認ください。
因みに岡崎市の琴店で通常取り扱っている絃は、トキワとゴールドと竹生です。他はお取り寄せになるそうです。
この他にも、糸の種類はありますが
掲載した糸より安価なものは、音や耐久性が…です。
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2020.9.17