我が家の椿が満開です☆
こんなに たくさんの花をつけるのは、今年がはじめて
「椿づくし」といえば
筝曲にも 「椿づくし」という曲がございます
箏の手も、三絃も、そして唄も とっても素敵な曲です
椿づくし
松島検校 作曲
【歌詞】
つらつら椿 春秋の 名は千里まで鷹が峰。
その本阿弥の花の色。 白きを後の写し絵も、
いかで及ばん妙蓮寺。 薄紅に濃き紅は、
同じ花形の因幡堂。 まだきしをりの秋の山、
嵯峨初嵐 身に泌みて 露時雨降る頃よりも、
好きもて遊ぶ埋火の 春にうつれば 天が下。
賑おう民の煙立つ それは塩釜千賀の浦、
汐汲む海女の腰蓑の あづまからげや吾妻路や、
清洲の里の散り椿。 咲きも残さぬ角の倉。
藪の中なる香のもの 朴庵侘助唐椿、
八千代尽きせぬ花の数。
【略説】
地唄づくし物の一つ。
前唄、後唄のほとんどが椿の銘柄です。
徳川の初期には椿の花がとても流行して
その銘柄が百以上もあったとか。
そんな時代に思いを寄せつつ
演奏するのも宜しいのではないでしょうか。
2014.2.18
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