昭和松竹梅の動画がようやく完成しました。今回も、録音&編集 色々苦労しましたが、得るものも多かったです。決して満足できる演奏ではないですが、これくらいにして次に繋げたいと思います。
おさらい会では、一箏を演奏した 松さんと1回も事前に合わせることができないまま、本番に臨みました。
こちらへいらっしゃるには、新幹線で何時間もかかり遠方なこと、おさらい会の前に風邪をひかれて声が出なくなったり、不測の所用ができたり…
本番 当日、松さんが岡崎市の会場にいらして、二人で舞台に上がれた時は「奇跡」だと感じました。
下合わせすることなく演奏することの「恐怖」は忘れ、感謝と相手を信じる心のみでした。はじめての感覚です。
さて、歳を重ねる毎に 音楽的感性はどんどん豊かになっていくと感じているのですが、これは一生続くのでしょうか?
人生の「さいご」に近づくにつれ 身体は衰え何もできなくなる、箏も弾けなくなっていくでしょう。
でも、「心」だけは 学ぶことを続ければ、豊かになり続けられるのかもしれません。
ということは、演奏技術は、いつまで経っても 心に追いつくことはできませんね(笑)
心の中には、いつも 次元の違う美しい音色が流れています…
昭和松竹梅(しょうわしょうちくばい)は、宮城道雄先生が亡くなる3年前の1953年(昭和28年)4月26日に完成した筝二面(ことにめん)による手事物です。その3年後には尺八の手付もなされました。
曲は「前弾(まえびき)・前歌・手事・後歌」という手事物形式をとり、新しい技法と古典のモチーフを美しく自在に活用しています。
歳旦祝賀の荘厳さと、歓喜の心あふれる華やかさを表現した祝儀曲です。
岡崎市
レッスン・琴・音色・工夫など, 楽器を弾く心得・ヒント, 筝曲紹介, 講師演奏・お稽古動画など 会って合奏できない口惜しさをバネに|昭和松竹梅|良い経験ができました
2023.10.17