小さな子どもの弾く、琴の音色は とても可愛らしいです。
なぜ、あのような元気で、はじける様な独特の音色になるのでしょう?
子どもらしい、愛くるしい音色で弾かれると、思わず 聞き入ってしまいます。
先日のレッスン
あるお弟子さん、レッスン曲を半分くらい暗譜してきました。
今まで教えた中では、一番長い曲。しかも情景描写的筝曲
まだ、たどたどしい所もありましたが、練習してきてくれたことが手に取るようにわかりました。
知っていますか?
先生は、練習してきてくれると嬉しいことを
前回、左手の弾き方を教えた時は、右手と左手が混乱し、全然弾けそうになかったけど、今日のレッスンでは、弾けている♪
毎日 少しでも練習することは大切です。
特にお子さんは、脳が柔軟なので、覚えるのも速いです。
でも、だらだら長時間 練習することは芳しくありません。
大切なのは「正しい練習」をすること。
つまり「プラス(になる)練習」をすることです。
プラス練習なら、短い時間でも 毎日行うことで、上達への効果を発揮します。
それから、お子さんに 練習の無理強いは禁物です。
特に、小さなお子さんには「弾きたい♪」という気持ちを持ちながらの短時間練習が良いでしょう。
それが、難しい場合は、そうなる様に心がけるといいです。
周りの人は、練習を強要してはいけません。
楽器が嫌いになってしまいます。
せめて、練習を「誘導」する「誘導上手」になりましょう☆
よく言われることですが
子どもに「もっと勉強しなさい。」と言う前に自分はできますか?
子どもに勉強させておいて、自分はテレビ・スマホなどで遊んでいませんか?
耳の痛い言葉です。
「自分ができないことを子どもに強要しないこと。」
という学者の話を最もだと思います。
私は、子どもの頃、練習していなくても、一度も練習しなさいと言われた経験がありません。
でも、想像はできます。
「練習しなさい!」なんて言われたらどんなに嫌だろうと。
その学者の話を耳にしてからは
子どもに「勉強しなさい」という前に自分が勉強・お稽古(または、それに準すること)をするようにしています。
もちろん、勉強中と思われる時に娯楽はしません。(と言っても…勉強部屋で勉強をしてるかどうかわかりませんが…そこまで干渉しない。笑)
お稽古も同じです♪
不思議ですね。
同じ曲なのに 大人が弾くのと
子どもが弾くのとでは、全く違う曲になります。
小さな手で一生懸命に奏でる力強い琴の音色が、私はとても好きです。
小さなお子さんは、その無邪気な「心」をありのまま、演奏するのが一番だと思います。
大人の演奏の真似をさせる必要はないです。
いずれ大人になるのですから
どうして あんな弾ける音色がするのでしょう…
人の弾き真似は 上手ですが(笑)
子どもの、あの琴の音色は真似できません。
大人になってしまったからだ …
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2020.7.30