子どもの成長を願って 読み聞かせのボランティア


小学校での読み聞かせは

週に一回、授業が始まる前に行います

持ち時間は、15分間

時間をオーバーしてもいけないし
かといって、子供達が楽しみにしてくれているので
1分 短く終わるのも 悪い気がして

なるべく15分フルに読み聞かせできる様に工夫しています

でも、本番前に3~4回練習して
「よし、大丈夫☆」と思っても

子供の表情を見ながら読んだりすると
少し時間が足りなくなって
後の方で、早口で読まなくてはいけなくなったり

反対に 長い絵本だからと
早口目に読むと 時間が余ったり・・

なかなか練習通りにはいかないんですよね

1学期のころ

お気に入りの絵本を2冊読むと
どうしても1分余るので
この集録を読むことにしました

主人の父親が教職員をしていた頃に話した
朝会や学校行事等の講和を整理したものです


長女が 赤ん坊の時

「子供がもう少し大きくなったら読んでみるといい。
〇〇ちゃん(長女)に読んであげてもいい」

みたいなことを言われ、貰った気がします


そのときは、初めての赤ん坊を育てるのに

必死でしたので、取り敢えず 本棚に収め・・

いつしか、これを貰ったことすら忘れ


長い間のお蔵入りとなっていました。

「そういえば・・・
と思いだし、本棚から取り出したのは
それから7年余り経ってのこと

読んでみると、生徒に対する愛情や
教職員に対する感謝の気持ち、
教育指導のあり方 等々
勉強になることばかりが書かれていました

1年生から6年生の生徒が理解できるように
話をするって、難しそうです

その中に、ちょうど1分で終わりそうな良いお話しを見つけました

ある時、4年生の生徒が、担任を通して渡してくれたお礼の手紙のことについてです

手紙の内容は、全校生徒にむけての講和「思いやりの心を」に関連したものでした
                                                                  
放課に みんながハンドベースをやっていたので  

僕が「入れて」と言うと、
Aくんが「入れてやらん。おまえは下手だから」
と言いました。

すると、Bくんが
「入れてやれよ。校長先生も 仲間外れはいかんと(思いやりの心をで)言っていただろう!」

と言って、僕に「やれよ」と言ってくれました。   

                                                                              

そのお陰で、ハンドベースに入れてもらえたことへのお礼の手紙でした。

Bくんは、校長先生の話をしっかり聞いて 覚えていただけでなく、
勇気ある発言・行動をしましたね

子供って、一人が仲間外れをしだすと
周りの子も 影響される傾向にあります

「仲間外れ」って、悲しいですね

私たちの時代にも ありました

「自分がやられたら 嫌なこと」
それを体験、または想像しながら
人にしてはいけないことを
学んで行くのだと思います

このお話しをしている ほんの短い時間にも
生徒さんたちが とても真剣に聴き入ってくれているのがわかりました

なにか感じてくれたら 嬉しいです
考えてくれたら 嬉しいです 

お気に入りの絵本

2012.12.3

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