春の海をバイオリンと           

先日、オーケストラでバイオリンを演奏していらっしゃる方に
教室でバイオリンを弾いていただきました♪

弦楽器の好きな私は、かねてから一度バイオリンを弾いてみたかったのですが
お願いしてみたら、なんと快諾してくださったので
私も弾かせて頂きました。

初心者は音が出せないと聞きますが
私はすぐに出すことができました☆

バイオリンって 伸びのある良い音色ですね。

弓もしっくりと手に馴染んだところまでは良かったのですが
問題は、顎でバイオリンを固定することができませんでした。

鎖骨が痛い!クッションが要るレベルです。

というわけで、痛すぎて楽器を支えられないので
ツボ(?)を押さえて弾くことはできませんでした。

もっと稽古する時間があれば、どうにか恰好がつくのでしょうけれど。

とても楽しく、いい経験でした。
日本では、ピアノを弾く機会はありますけど、バイオリンって なかなか無いですものね。


続いて「春の海」の前奏部を弾いていただき、箏と合奏しました♪

実は、春の海を バイオリンと合奏することは
ずっと前からの 私の夢だったのです。

いつからかと言いますと
あまり覚えていないのですが… (笑)

ここからは、私が生まれる前のお話です…
「春の海」は宮城道雄先生が作曲したのですが
演奏会で 初めて 検校先生たちの前でお披露目された時は
洋楽の要素を多く取り入れていたため
あまり評判は良くなかったと聞いています。

その後、ルネ・シュメイというバイオリニストが来日した時に
宮城道雄先生と「春の海」を合奏し
その演奏がラジオで世界中に流れた時
日本ではなく、外国から好評を博したそうです。


そのようなエピソードを知った時から

私はずっと、バイオリンと春の海を合奏したいと思っていました。
多分、二十歳の頃には思っていたのだと思います。

あれから、うん十年
夢が叶って嬉しいのと
叶ってしまって、ちょっぴり淋しいのと…
天の邪鬼ですね。

筝曲紹介

2016.10.12

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