琴の糸締めを習う

最終更新日:2020/03/11 / 公開日:2019/06/22

琴の糸締を習いました。
只今、糸締めを自主練習中です。


9年前にも 琴屋さんに糸締めの方法を教えて頂いたのですが、

その時は、あまりの力の要り様に練習を断念しました。

普通は1~2本ずつ様子をみながら練習するようなのですが、
9年前に糸締めに挑戦した時は、無謀にも 初回から13本全てを締めてしまいました。気合い入れすぎですね(笑)  

気合いと根性で13本締めたものの、肉体的な負担が大きかったのです。

締め方にも問題がありました。
先ずは、締め加減が緩い。

琴柱を立て、壱越の平調子に調弦してみると、通常より5〜10cm柱が右へ寄ってしまいました。これでは稽古に使えません。

しかし、不完全とはいえ、初めから全ての糸を締めることができたのだし、練習を重ねれば上手く締められるようになるとは思ったのですが、 指や手首の関節が痛くなってしました。

このような腱鞘炎や関節炎などの痛みこそが、私たちにとって一番怖いことですし、気を付けなくてはいけないことです。

また、痛みだけでなく、腕がアザだらけにもなりました。
これが酷くて…


琴(龍尾)に右腕の内側を押し付け、そこを軸にして 糸締棒で グイッと糸を締め上げるので、内出血 をおこすのです。

皮膚の柔らかい、色白の部分だから当然目立ちます。
まわりの人に「一体どうしたの?!」と心配されるくらい酷いアザでした。

そのような経緯ありまして、琴を弾けなくなっては本末転倒ですから、「糸締めの習得」を諦めたのでした。

しかし、琴を多数保有していると糸締めだけでも かなりの費用負担になります。また、糸締めの度に琴を運搬するのも大変です。

特に私の練習琴は、そんなに弾きこんでいなくても(笑)

3~4カ月くらいで 1~2本の絃がボサボサしてくるので、
1本だけでも 自分で締められるようになりたい!と日増しに強く思うようになりました。 

そして年齢的にも、体力的にも「糸締め」を身につけることが出来る最後のチャンスなのでは?と思い再びチャレンジすることにしたのです。

余談ですが、「糸締め器」なるものが販売されていますが、これは あくまでも1本切れた時に応急処置的に使うものだそうです。
琴屋さんの様に強くは締められないのと、13本張るには現実的ではない道具だと聞いています。

琴の糸締めを習う

糸締は、とても力の要る作業です。
男の人でさえ、力んでプルプル震えます。
それなのにが女性が、ましてや8年前より筋肉量が減少している私が(笑)、本当にできるようになるのでしょうか?

私は音程はわかるのですが、仮に理想の音まで締め上げたとしても
糸を結び留めるまでの過程で「キチキチ」音をたて あっと言う間に絃が緩んできてしまいます。 そこが最大の課題でしたので
糸が緩まない「コツ」をもう一度 琴屋さんに ご指南頂くことにしました。

目の前で 糸締めの様子を見せて頂き、私も その場で1本締めさせて貰いました。

その時は思うようにできませんでしたが、「糸がなぜ戻るのか(緩むのか)」頭の中でスッキリと課題が整理されました。

何事にもコツというものがあります。一人になってから、コツを言葉にしながら、動作も合わせ、何度も頭に叩き込みました。

糸締めは
「力は要るけれど、力任せでは締められない。」

身体を痛めないように「毎日1本ずつ」練習しようと思います。

その為に 勿体ないけど 常盤ゴールドの張ってある琴の絃を13本解きました。やってしまった(笑)

解いたからには、絃を締めないと使い物になりませんので地道に締めます!

糸締に必要な滑り止めゴム、松脂、
そして一番大事な道具「糸締棒」をお琴屋さんからを頂いたので頑張ります!

関連記事: 糸締めの練習をこつこつと。

 




琴爪・柱・糸・メンテナンス

2019.6.22

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