琴の保管方法  

大切な琴を保管する時、どのようにしていますか?
琴は桐でできているため、傷が付きやすく、虫食いも心配ですね。
この記事では、「琴の保管方法」について琴の製造元(新潟と関東の二先)に伺ったお話を掲載します。

琴の保管方法
1 琴柱を外す。(傷防止のため、静かに外すことが大切です。)
2 を丁寧に取って(私は掃除機のブラシで埃を吸い取ります)、乾いた綿布などで磨く。
3 腹巻(はらまき)をする(重要):手ぬぐい等を龍甲と絃の間に挟んで、龍甲に絃の跡がつくのを防止します)
腹巻をする場所
:糸の張力で竜甲に一番「」がかかっている場所に施します。


     ↑「腹巻」を施した状態。
4 ゆたん等、布製のカバーをかける。
5 日光(紫外線)の当たらない、なるべく気温の変化の少ない所で保管する。

ビニール製のハードカバー(ハードケース)は、木部の湿度調整ができなくなる為、特に長期保管の時は使わない方がいいそうです。ビニール製のハードカバーは、琴を運搬する時に使って下さい。
それから、琴を運搬する時も「腹巻」することをお勧めします。龍甲のキズ防止に有効です。


お琴の保管方法

について琴の製造元に伺ったお話でした。

琴爪・柱・糸・メンテナンス

2020.3.1

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