六段の調
八橋検校(やつはし けんぎょう)が作曲したとされる。
(作者不明説もある)
八橋検校(慶長19年(1614年) ~ 貞享2年6月12日(1685年7月13 日))
概略 : 「六段の調」は、「段物」と呼ばれる筝曲のひとつ。段物または調べ物の中の代表曲。
近世箏曲の始祖、八橋検校の作曲といわれている。調弦は平調子。のちに雲井調子の替手も作られた。各段が52拍子(104拍・初段のみ54拍子)で、六つの段による構成となっている。 多くの地歌曲とは異なり、歌を伴わない純器楽曲である。
「千鳥の曲」と並んで、江戸時代の箏曲を代表する曲の一つ。また、現代においても大変人気の高い曲であり、学校教育における観賞用教材としても採用されている。 本来は箏の独奏曲であるが、後世に合奏用としてに箏の替手「雲井六段」が作られた。また三絃にも移され、加えて尺八などでも手付けがなされており、箏の二重奏や、三曲での合奏など、様々な合奏編成で演奏されることも多い。
2020.4.8