琴の絃を新しくするタイミング。糸替えをするメリットとは

和楽器で音楽を楽しむ岡崎市の琴教室
♪ひしだ琴・三絃教室♪です。

レッスン用の琴の絃が消耗してきたので、糸を送って、締め直ししました。

下に、黒いマットを敷いて糸を見やすくしています。

画像の七、八、九 の糸、ちょうど琴爪の当たるところが擦れてボサボサしているの わかりますか?

画像では、よく確認できないかもしれませんが、よりの何本かが切れ始めています。

九はいつ切れてもおかしくありません。

以前、これよりマシな状態にも関わらず、ブチッと切れたことがあります。凄い音がしてビックリしました(笑)

化繊糸ですから、顔に当たったら、とても痛いです。ミミズ腫れ…

切れそうで怖いと、いつ切れるか…いつ切れるか…とビクビクして、弾くことに集中できないので、早めに締め直しをします。


今日は、琴の絃を新しくするタイミング。糸替えをするメリットについてお伝えします。


実は、糸替えのタイミングですが、一概に「いつ」とは言えません。(え…?)

糸替えの目安はあります!次の三つです。
1、消耗したら
2、古くなったら
3、発表会など本番の前

それぞれに説明すると
1、消耗したら
糸は、爪のアタックで徐々に擦れ、やがて切れます。消耗してきたと思ったら、切れる前に糸替えした方が安全です。

2、古くなったら(化繊糸の場合)
糸をどれくらいで「古い」と言うべきなのでしょうか?意見が分かれそうですね…

プロの方なら、1年でも古い(音質が悪くなるから)と言うかもしれません。ただ、その前に、すぐ消耗するでしょうし、舞台の前は新糸に替えますので、そもそも古くなるまで糸を使わないでしょう。


生徒さんの中には、5年…10年でも糸を張替えずに弾いている人がいるかもしれません。
10年はさすがに替えた方が良いですね…

楽器屋さんならば、良い音で弾きたいなら、2~3年で新糸に張替えた方が良いですよと言われます。
実際、その通りだと思います。

いま主流となっている「化繊糸は」、丈夫で長持ちします。
タッチが弱かったり、弾く場所が安定しないと、ぜ~んぜん切れません。
糸は、画像のように、八~十など高音部から消耗していきます。

私の場合、レッスン用の琴が消耗してきたら、一本の糸につき、2~3回 送って、最後に天地してお役御免となります。糸を使い尽くしてから新糸に替えます。(笑)

低音部の一~四はめったに切れないため、天地や糸替えのタイミングでメンテナンスを行っています。レッスン琴の絃は2年もちません。


いくら糸が切れなくても、限度はあります。
もし、糸が変色していたり、ベトベトするなら、使用期限が過ぎています。潔く新糸に替えましょう。

3、発表会などの前
発表会など本番の前に、必ず糸替えを指示する先生、そうでない先生、様々ですが(私の師匠は必ず糸替えが必要でした。)、大事な本番で切れないようにするためと、良い音で演奏するために、できれば新糸に替えることをお勧めします。

琴の絃を新しくするタイミング
1、消耗したら
2、古くなったら
3、発表会など本番の前


以上、参考になさってください。
糸替えのタイミングに、迷った時は、楽器店またはお師匠さん(…これ古い言い方かも笑)に質問すると確実です。

なんと、ここでワードプレス初のバグが発生しました!
上の文章がHTMLでしか入力できません… それは苦手なので…変更しようとすると、飛んでいきます…💦
仕方がないので、ブロックを次に追加します。おかしく表示されたらごめんなさい(笑)

最後に

糸替えをする最大のメリットは、「音が良くなる」ということに尽きます♪

「良いお琴を買ったのに…最近、なんだか鳴らなくなったわ…。」と思ったら、新糸に替えてみてはいかがでしょうか?!

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2021.4.5

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