三味線の駒 好みで使い分け         琴教室 岡崎市

三味線の駒は、弾く曲や、皮の緩み具合などを考えて使い分けるようにしています。


これは鉛駒、駒の中に鉛が二つ埋め込まれています。お稽古用に使い値段も手頃です。
写真は、私が子どもの頃使っていたもの。
鉛がデコボコしているのは、浮いてきたのを
先生が何かで(良く覚えていませんが)ガンガンたたいて埋め込んだためです。(みなさんは、しないようにしてください)

三味線店に伺ったら、浮いてきたものは、元のようには直せないそうです。
理由は、鉛の特性からです。いつかブログに書こうと思います。

鉛駒は音色や響きが好みでないため、ずっと使っていません。


次は銀駒です。その名の通り、水牛の角に銀が埋め込まれています。
鉛駒に比べたら、とても音色がよく、響きます。
太く、どっしりした音の印象を持っています。

 


最後に、金駒です。k18が埋め込まれています。
金駒が一番良く響き、繊細な音色がします。

良く響くということは、荒も目立つということ。
スリやツボも よく聞きとれます。

わたしは金駒が一番のお気に入りで、いつも金駒で稽古しています♪

金・銀を弾き比べると、その音の違いに驚かれると思います。

理想は金・銀
それぞれ重さを変えて買い揃えることです。
曲によって使い分けができるのでオススメです。
二つが大変なら、必ず試奏して、自分好みの方を一つ。

最近は 駒もお高くなりました。
仕入れ等の関係で多少の変動はあるそうですが、

金駒ですと K18は55,000円~、K24だと68000円くらいするようです。

一生ものですから、自分好みの駒を揃えたいですね。

.

琴爪・柱・糸・メンテナンス

2014.8.20

コメントはこちらからどうぞ


TOP