先日、岡崎城二の丸能楽堂にて公開稽古が無事終了しました。
無事ではなく、アクシデントがおこりました(笑)
発表会に些細なアクシデントは付きものです。
風が強めだったので 楽譜がパラパラして 飛んでいくのではないかとドキドキしました。
寒の戻りで気温が低く、手がかじかんで どうしようもありませんでした。
途中、何度か雨が ぱらついたのですが
あとで聞いたら、みぞれ混じりの雨だったそうです。
凍える筈です
なにより、想定外のアクシデントは
能楽堂の隣りの家康館前でショーが始まったことです。
グレート家康公「葵」武将隊のショーです。
拡声器を使って音楽も ガンガンに聞こえてくるので
凍り付きました。
ショーのことは、事前に聞いていませんでした。
しかし、うるさくても、開演時間だから始めなくてはいけません。
一曲目 「茶音頭」 一丁一面
私は三絃を弾きました。
案の定、武将隊ショーの音で唄も楽器の音もかき消されました。
唄が聞こえないから、マイクを握って歌いたいくらいでした。(笑)
力んで唄ったら 寒風が喉を刺して 咳き込みそうに。
弾き始めたときは、何か改善策は無いだろうかと暗中模索し
全然 曲に集中できませんでした。
どうしたって 武将隊ショーの音量に勝つことはできないと悟ってからはうるさい世の中が常なのだ。静寂はないのだと心に言い聞かせて演奏しました。(笑)
こんな経験は初めてです。
一方で、関心したのは
お弟子さんたちが 淡々と いつも通りに演奏されることでした。
頼もしいかぎりです。
今回は息子にビデオ撮影をお願いしました。
帰宅後に動画を確認しましたが、やはりショーの音がしっかり入っていました💦
私は、いつもイベント後、家族に意見や助言を求めるのですが
息子の開口一番
「武将隊ショーがあることは知らなかったの!?」
この言葉が今回の評価の全てを物語っています。反省。
しかし、その他については何も指摘されませんでしたので拍子抜けしました。
箏を並べる手際が悪いとか
説明が聞き取りにくいとか
寒すぎた!とか、何か言われると覚悟していました。
そんなことより、ショーのダメージが大き過ぎたのかもしれませんね。(笑)
今後、能楽堂を利用するときは、武将隊ショーに注意です!
とっても素敵な佇まいの屋外能楽堂
でも屋外は やっぱり厳しいな…
今回も色々と学ぶことがありました。
参加人数などの都合で 私は八曲中、六曲を弾いて
舞台に出ずっぱりの状態にもかかわらず、
同時に 楽器のセッティングや 曲紹介も行ったので 忙しすぎました。
見直したいと思います。(笑)
ショーのことはさておき、 久しぶりの発表会は楽しかったです♪
お弟子さんの一生懸命な姿をたくさん見ることもできました。
人は、笑っている時だけが 楽しいのではありません。
真剣に、一生懸命取り組んでいる時に楽しいと感じることもあるのです。
まさに そんな時間でした。
この度、ご協力頂きました皆さま、 寒い中、本当にありがとうございました。
心から感謝しております。
2019.4.6
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