6月16日に宮城御宗家先生の主催される
師範講習会を受講してまいりました。
当日は朝5時に起きて、始発の新幹線に乗りました。
一本乗り過ごしたら、集合時間に遅刻してしまうので
緊張感があって、朝、シャキッ!と目覚めましたよ。(いつも こうだと良いのに
)

今回、初めて、前半が三絃になりました。(10時~12時)
そうわかった時点で
午後に、「水の変態」を弾く体力が残っているのか
とても心配になりました
が、そうは言っていられません。
今日のために、ずっとお稽古してきたんですから。
三絃の課題曲は、私の大好きな「笹の露」
(私、好きな曲が多いですね
でもこの曲は、ベスト3に入ります
)
唄もステキですし、箏の手も大好きです。
そして、この曲を弾くと思い出すこと・・・
二十歳くらいの頃のお話しです。
田村先生に「笹の露」の三絃を教えて頂いたんですが
三絃を弾いてる途中に
「そっけないわね・・・」
と言われました。
もう、 ガ~~~ン
って感じでした。
自分では、一生懸命弾いてるつもりでしたので。
でも、良く考えてみれば、おっしゃる通りなんです。
特に、手事は お酒を汲みかわす様子を
表現しなくちゃならないのに・・・
真面目に一生懸命弾いてる場合じゃないですよね。
あの頃は、全然 お酒も飲めなかったので
酒の席を想像することもできなかったんです。(今は想像し過ぎです
)
真面目すぎたな・・・(完全なる過去形
)
先生の弾かれるのを聴くと
(そうか
)と思うんですけど
自分が弾くとなると、なかなか上手く真似できませんでした。
「笹の露」を弾くと、必ず思い出す出来事です。
あれから、十年(まさか
)
酒を汲みつ、汲まれつする様子を
なんとか三絃で表現しようと稽古してきました。
でも、矢崎先生のお三絃を拝聴した時、
もっと研究した上て、稽古を積まなければならないと痛感しました。
楽譜通りに 弾いていてはダメなんだと。
お三絃は、楽しいけれど・・・ 難しいですね。
先生の演奏は、本当に素晴らしかったです
三絃の音色、余韻、スリ、弾み加減・・・
一音一音 丁寧に弾くとは、こういうことを言うんですね。
とても勉強になりました。
今回、演奏の秘訣を色々と教えて頂きました。
これからも、日々稽古を積み、少しでも
先生のおっしゃる演奏に近づける様にしていきたいです。つづく
宮城会では、会員の演奏技術向上の為
講習会、演奏会、イベントなどを定期的に開催しております。
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2012.6.19
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