先の日曜日
氏神さまの例大祭で 長男が琴の演奏を無事終えました。
毎年、演奏しながら お客さまを1回はチラ見する長男
お友達も観に来ているから、気になるのはしょうがないけど
去年は、数回は客席を見ていました そして間違えた
だから、なぜ演奏中に客席を見るのか理由を聞きました。
すると・・・
「お客さんが、ちゃんと僕を見ているか知りたいから。」
ですって!
緊張してるのに・・・ある意味余裕ある
でも、みっともないですからね
「客席が気になっても、弾き終わるまで見てはダメ。かっこ良く 弾いて☆
ミスしても 顔に出さず 上手く前に進みなさい。」とお願いしておきました。
お祭りですから・・・ 早くからお酒を飲んでみえる方もいらっしゃいます
まずまず広い公民館ですので、
後ろの方では 楽しくおしゃべりしているお客さまもいらっしゃるのです
「気にせずに」と言われても ・ ・ ・ ですよね
でも、今年は静かに聞いて頂けて ありがたく思いました。
私は、緊張するタイプで お弟子さんの演奏を観るのも ドキドキなんですが、
ましてや、自分の子ですよ
本当は家で待っていたかったんですけど
そいういわけにもいきませんから、
舞台そでで見守りました。 もう心臓が跳び出しそうでした
でも、弾きはじめると
去年までの長男とは違い、落ちつきを感じました
客席を見ること無く、稽古中の反抗がウソのよう。
背筋をすっと伸ばし、琴を弾く姿は凛々しささえ感じました。
終盤1か所ミスがありましたが、なんとかごまかして弾ききりました。
演奏曲をお伝えしていなかったですね。
「春の姿」です。
秋なのに・・・ すみません。
選曲理由は、依頼された時に ちょうど春の姿を稽古中でしたので。
それから、とても綺麗な節なので(これが一番かな)
とにかく、長男が家に居ないということは
練習ができないということで・・・苦労しました。
難度的には中程度なんですが、少しミスを誘う曲のようです。
稽古では、走るし、特に両手で演奏する所がノーミスで弾けたことがありませんでした。
「もう1回弾いてみて。」といって時計をみると
スイミング出発の時間なんですもの(-_-;)
本番では いつもミスするところはスルーで、安心した途端
ミスしたことの無い所で間違えてしまいました
曲が進むほど、緊張で身体が硬くなり、左腕が前に十分出なかったみたいです。
私は、長男の琴の音が好きです。
練習も僅かしかしませんし、上手でもないけれど・・・
その琴の音は、甘く、優しく、大らかで、太い。
なかなか出せる音色ではありません。(親ばかだと思って聞き流して下さいね)
これが人格だったらいいのに・・・
内に秘めたものだと思いましょうか・・・
巫女の舞いをした同級生の女の子が
楽屋で長男に声をかけてきました。
巫女の装束に身を包んで、さぞ!おしとやかな子かと思ったら・・・
大きな声で
「〇〇(長男)!あんた水泳がすっごい速いと思ったら、琴まで弾けんの!?
何個特技もっとるのー!!?」
その時思いました。
確かに 琴を弾けることは特技だな、と。
音楽よりも塾、邦楽より洋楽、
というので、琴を弾く子供が減ってしまった現代に
琴を弾ける子供は大切な人材です。国の宝とさせ感じます。
子供達には何の自覚もないでしょうけれど・・・
将来、何の役にもたたないかもしれない、教えるのも難儀だけど
こらからも続けていこうと あらためて実感しました。
続けることが大事。
子供だから安易にやめたいと思うことがあるかもしれない。
でも、3歳からコツコツ教えて8年
この大切な時間を断ってはいけないと思いました。
長女は、長男より忙しく、部活・塾・宿題・スイミング等で、すれ違いの生活です。
大切な時期に子供らしい営みはできているのだろうか・・・ と不安になりますが。
水泳も琴も、無理のないように続けて欲しい。そう願うばかりです☆
2013.10.16
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