干菓子とお抹茶

可愛らしい干菓子
ひと口サイズで、色とりどり。
形も愛らしく、見ているだけで楽しくなります。

お抹茶と一緒にいただくと、やさしい甘さがあとを引き、つい手が止まらなくなってしまいます。

和菓子とお抹茶。
お箏と三味線。
私の中では同じ類いの組み合わせ(笑)

三味線の自主練習に疲れたあとの
静かに味わうこのひと時は、自分へのちいさなご褒美です。

以前、松さんと合奏した「唐砧」

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2025.7.30

三味線の皮が破れました

無情にも、7月はじめに三味線の皮が破れました。
湿気と暑さで胴の木枠が膨張したようです。

大切にしている三絃なので
弾いた後は、良く磨き、エアコンも日中はかけっ放しにして
部屋の温度が上がらないようにしていたのに破れてしまいました。
皮を強く張ってもらっていたので、木枠の膨張に耐えきれなかったのかなと思います。

それにしても、見事なまでの破れっぷり(笑)
まだ、皮を張ってから1年しか経たないのに…
せめて、2年はもって欲しいですね。

一つ救いなのは、和楽器店に相談したら
丁度、地歌用の厚くて良質の四つ皮があるから張ってあげる
と言ってくださったこと。

最近は温暖化で11月に入っても
皮張の修理で忙しいこともあるそうです。

特に、四つ皮でカン張りの場合、雨が続いたり、暑い日は
三味線の保管部屋をエアコンで一日中「除湿+温度管理」した方が良いかもしれません。

毎日暑いですね!これからもっと暑くなりそうなので、少し暑さが落ち着いてから修理に出そうと思います。

吉崎克彦作曲「箏のステップ」 より【四月】卯月~うづき~
一箏の演奏・動画制作/HN さぴ (画像左)

琴爪・柱・糸・メンテナンス

2025.7.26

心に響いた和の世界 映画『国宝』

先日、話題の映画「国宝」を観に行ってきました。
「ぜひ映画館でご覧ください!これは劇場で観るべきです」とお稽古関係の方から熱いおすすめをいただき、主人と一緒に足を運びました。

和楽器の音色に魅せられて、長くこの道を歩んできた私にとって、この作品は本当に心に響くものでした。

なかでも、長唄、清元、常盤の三味線の音色。あの響きが、静かに、でも力強く心に染み入り、しばし現実を忘れてしまいました。

吉沢亮さんの女形も見事でした。
言葉ひとつひとつの言い回し、そして声の美しさ―
目でも耳でも堪能できる芸の世界。

藤娘や二人道成寺の華やかな衣装にも目を奪われましたが、それに負けない存在感を放つ吉沢亮さんと、横浜流星さんに、拍手を送りたくなりました。

 
また、踊りの稽古中に人間国宝が俊介(流星さん)に向けて発する一言が…

内容はぜひ映画館でご覧いただきたいのですが(笑)、その言葉がまるで自分に向けられたようで、思わず背筋を伸ばしました。

欲を言うなら、喜久雄の演じる「鷺娘」をノーカットで観たかったです。

激しくも、静かに、深く心に残る作品です。
伝統芸能に関わる者として、特別な思いで鑑賞させていただき、とても勉強になりました。今もなお、後を引いています(笑)

ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんでしたが―
一言だけ

もう一度、劇場で見たい作品です☆

 

レッスン・琴・音色・工夫など, 楽器を弾く心得・ヒント

2025.7.8

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