読み聞かせ
今日は、6年生のクラスで 読み聞かせをしました。
一冊目は 「キツネ」マーガレット ワイルド文 ロン ブルックス絵
キツネは、友情と孤独、希望と絶望について書かれた絵本です。
私には、読み聞かせハードルが、ちょっと高い絵本でした。
まず、字が手書きで・・・しかも癖字なんです。セリフも多いし、長いし・・・
それから、文が縦書きになったり、横書になったりするんです。読みにくいなぁ
だから、夏休み中から 少しずつ 音読の練習をしました。
成果はいかに!
読み聞かせが始まると 生徒さんたちは すぐ
「キツネ」に惹きこまれていました。
子供達の真剣に聞く まなざしと言ったら!
この絵本では キツネが かなりの悪者です。
腹黒く、 意地悪です。
でも 誰もが 心の片隅にある 悪の部分を
キツネが リアルにさらけ出すことで
かすかに 自分と重ね合わせてみたり・・
やっぱり 仲間を 裏切るべきではないのだ。と
考え直してみたり
孤独でひねくれ者のキツネを 可哀相だとおもってみたり
(キツネは 大きなお世話だというでしょうけれど・・・)
登場人物 それぞれの立場にたって
また 現実の自分と重ねたりして
思いをめぐらすことのできる 名作です。
絵は、このお話しに ふさわしい
力強い筆のタッチと色彩。(絶望と孤独を巧みに表わしています)
言葉では 上手く伝えきれません…
ぜひ絵本を手にとってお読みください☆
二冊目は「うきわねこ」 蜂飼 耳 文 牧野千穂 絵
猫のえびおと、おじいちゃんの冒険物語です。
おじいちゃんって、 いいですね・・・ えびおは 幸せですね・・
絵も とっても可愛らしいです。
低学年から高学年まで是非どうぞ☆
2012.9.14