お三味線の皮の張り加減は
三絃本体の材質、胴の掘り方、駒、バチ、ネジ等
どの要素をも差し置いて、一番
三絃の音色に影響すると思います。
その最たる例は
皮が破れると音が鳴りません。少し語弊があるかな?
音はするが…とんでもない音がします。(笑)
私の演奏用のお三味線は
トチがとても細かく良い作りのものなのですが
皮を張ってから、何年も経っているため
緩んでしまって良い音とは言えません。
四つ皮は、片面張り替えるのに 6万円かかります。
たまたま、琴の修理や糸替え代などが かさむことが続き
皮の張り替えを先延ばしにしてきました。
早く張り替えたいのですが真夏は暑いので
増税前の9月にしよう。9月までの我慢だ。
今日、一足早く張り替えた方の
三味線のすっきりと、遠音のさす音色を聴いて
無性に張り替えたくて仕方なくなりました(笑)
この暑さが落ち着き
クツワムシの鳴く頃には
張り替えた三絃で稽古する自分があるのだと信じて
酷暑を乗り切りたいと思います!
アツイは、ツライ!
琴爪・柱・糸・メンテナンス
2019.8.17
コインランドリーを利用したことはありますか?
私の住んでいる地域では、
これでもか、と言うくらい あちこちにコインランドリーがあります。
こんなに数多くあっては、供給過多で お客さんが入らないのでは?と思うのですが、
車の運転越しに 店を覗くと、
いつも ぐるんぐるん 洗濯機が回っています。
そんな以前から気になっていた コインランドリーに、
7月末、ついに行ってきました☆
これまた、以前から気になっていた
稽古部屋のカーペットを洗いに行ったのです。
絶対に 自宅の洗濯機では洗えませんからね。(笑)
近所のスーパーの横にある、新しくて、綺麗なコインランドリーを利用しました。
予め、調べておいた情報を元に
15kgの洗濯機を探すも、 17kgしかありませんでした。しかし、十分な大きさです。

大きさは十分でも、
間口が狭いため、そのままではカーペットを入れることが出来ません。
教えて貰ったとおり
カーパーットを 屏風畳みにしましたが、入らない💦
更に小さく屏風畳みにして、やっとこさ入れることができました。
やっぱり、ドラム式は しっかり洗えてる気がしますね☆
洗い30分(500円)、乾燥30分(100円×3回)して、後は自宅で天日干ししました。
真っ白に洗いあがってサラサラ、気分もスッキリです。
今回、コインランドリーを使ってみて、とても満足しました。
汚い物を洗う人がいるのではないか?との思いから 今まで避けていましたが、
店は有人ですし、
防犯カメラもあり、
ペット等の寝具や衣類、極端に汚いものは洗ってはいけないことになっています。
加えて、安心したことが、
自分の洗濯物を洗う前に、無料で庫内を予洗いできること。
とても衛生面に気を配っていると感じました。
次回、カーペットを洗いに行く時は
家族を一人連れて行こうと思います。
湿ったカーペットは、一人では重く、なかなか引っ張り出せなかったです。
車まで運ぶのも、腰を痛めそうで大変でした。
無理は禁物ですからね。
未分類
2019.8.13
最終更新日:2020/03/11
公開日:2019/07/29
琴に絹糸を張ることができました!
張った感想を述べますと
はっきり言って常盤ゴールド(化繊)より大変でした 。最初の一本目を張る時は、とにかく戸惑いました。
糸締め棒で、締め上げている最中も糸が伸びていくから、強く締め上げることができません。
手ぬぐいで 十分に糸をしごいてから締め直しても、上手くいかず、無駄に体力だけを消耗しギブアップ
化繊糸とは、まるで性質が違いました。
幾度も締め直しをしていると腕も絹糸もダメになってしまうと考え、日を改めることにしました。
~再チャレンジ~
取り敢えず一回締めて、1~2日放置します。
絹糸が十分伸びてから、再度締め直すことにしました。
体力的に一度に13本締めることができないので、毎日数本ずつ行うという気の長い作業です。
幸いこの方法で上手くいきました。
最初はどうなることかと焦りました。
腕力があれば、糸が伸びる分も見越して強く締め上げればいいのでしょうけど、私の力では残念ながら無理でした。何とか 無事に締め終えることができてほっとしています。
私は、絃の張り加減を 六本より やや強めで締めています。
例えると 六段の独奏(高調子)も合奏(低調子)も調弦することのできる締め加減です。
琴に絹糸を張ることができました!
絹糸の弾き心地はというと、とてもまろやかです。
長時間弾いても琴爪から受ける衝撃が痛みに変わることはありません。
音も優しく、よく鳴ります。化繊糸とはまるで弾き心地が違います。
押し手も楽です。身体に優しいとは、このことを言うのですね。
ただ、化繊糸と絹糸を交互に弾くことはお勧めできません。
糸の性質が違いすぎるので疲れます。
特に化繊糸に戻った時に疲弊します。
絹糸で弾く時は、化繊糸とはお爪の当て方を変えて、工夫しないと良く鳴らないと思いました。(弾けば音はしますが、絹糸独特の良い音が鳴らないという意味です。)
あれこれ工夫しながら弾くのが面白くて、時間を見つけては稽古していますが、
新糸(新品の糸)なのに40分も弾いたら、画像のとおり、もうけば立ってきてしまいました。

弾き心地がよく、音色が独特で綺麗だから面白くて
色んな曲を稽古していたら、もはや相当バサバサです。
化繊糸では見たことのない光景
全糸バサバサ状態。(笑)
まだ、張って3日なのに そろそろ全ての糸を送らないと切れそうで危ないです。
こんなに消耗が早くては、通常の稽古に絹糸を使うとなると かなりの手間とコストがかかりますね。
「絹糸」の場合、演奏当日に新糸に張り替えてもらうことの意味がよくわかりました。
今回買い求めた「絹糸」は、和楽器専門の絹糸製造元でWeb購入、太さ 18番、一万二千円でした。
17.5は製造中止になってしまったそうなので、次回は 17番を試してみたいです。その前に、今回 張った絹糸はマイ稽古に使い倒そうと思います。(笑)
琴爪・柱・糸・メンテナンス
2019.7.29